6月はプライド月間!シドニーでのプライド月間ってどんな感じ?

こんにちは、ダックマです。

皆さんは「プライド月間」って耳にしたことはあるでしょうか?

プライド、つまりLGBTに関連することなのですが、プライド月間とは6月のことを指しています。

6月中はLGBTの「プライド」を祝福する月間と言う意味合いになるのですが、具体的にどんな感じなのかわからないですよね。

2024年のプライド月間も終わったところで、今回の記事ではシドニーでのプライド月間がどのようなものか写真でご紹介します。

以下の人におすすめ
  • シドニーのLGBT文化に興味がある

やや短めの記事となりますが、ぜひ読んでみてください。

プライド月間とは?

そもそもプライド月間とは何か?について話したいと思います。

LGBTの「プライド」を祝福する月間とお伝えしました。ただ少しわかりづらいので、そもそもプライド月間がどのように始まったのかをみてみましょう。

1969年6月27日、LGBTがよく集まっていたニューヨークのゲイバー「ストーンウォール・イン」にて、不当な踏み込み捜査を行なった警察が客と衝突しました。これが「ストーンウォール事件」です。

実はストーンウォール事件以前にも、1966年にサンフランシスコで起きたコンプトンズ・カフェテリアの暴動(Compton’s Cafeteria Riot)などLGBTコミュニティによる抵抗はありましたが、このストーンウォール事件はアメリカで初めて全国的に報道された抵抗運動となりました。

また、事件を記念して1年後に行われたニューヨークのプライドパレードには2000人以上が参加し、こちらも『ニューヨークタイムズ』など多くのメディアが取り上げました。同様のイベントがニューヨークだけでなくシカゴやロサンゼルスでも行われ、ストーンウォール事件にちなんだプライドパレードはアメリカ各地、さらには世界の様々な都市に広がりました。

こうしてストーンウォール事件は「セクシュアルマイノリティの抵抗の象徴」となり、事件があった6月を「プライド月間」と呼ぶようになりました。

JobRainbowMagazine

ざっくりといえば、LGBTの権利を公平なものにするための運動から始まった、LGBTを後押しするための特別な期間ですね。

アメリカのサンフランシスコから発祥した文化ですので、日本ではあまりまだ馴染みがないかもしれません。僕としてもここ数年で耳にし始めた言葉だという印象です。

僕みたいなゲイからすると、こういう文化は勇気づけられるような気持ちになれるので、とてもありがたいなと思います。

シドニーのプライド月間

前段の引用ではニューヨークのプライドパレードについても取り上げています。

しかしシドニーでは6月にプライドパレードは行われていません。

シドニーのプライドパレードはマルディグラと呼ばれています。南半球最大級だそうですが、2月から3月にかけてなのでプライド月間中ではありません。

しかし、プライド月間中のシドニーでは街のいろいろなところでLGBTのシンボルであるレインボーフラッグ(虹のマーク)を見かけることができます。

街中での旗がレインボーフラッグになっています。

また、街中でもポスターやシールなどがレストランなどに貼られているのも多く目にすることができます。

こちらはレストランの入り口の写真です。

ビルの入り口ではこんなものが虹色で作られていることも。

他にも空港などの多くの人がいる場所でレインボーカラーを見かけることができます。

ちなみに、ゲイ向けのクラブイベントも多く開催されている。

まとめ:シドニーのプライド月間

今回はシドニーのプライド月間についてご紹介しました。

企業やお店などだけでなく、街がレインボーフラッグを掲げていることでLGBTとしての自分をお祝いしてもらっているように感じることができますね。こういったシドニーの街全体の雰囲気によってLGBTが生きていきやすいと感じさせてくれると思います。

ただ、プライドパレードもないため少し盛り上がりに欠ける印象はありました。6月はオーストラリアは冬であり、あまり活気がないかもしれません。

2月から3月にかけて行われるマルディグラがシドニーにおけるプライドイベントの一番大きいものとなりそうです。

では今回はここまでです。最後までお読みいただきありがとうございました。

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