ワーホリ体験談!オーストラリアに行くまでに大切なこと4選

こんにちは。ダックマです。

最近は円安が進み、海外でお金を稼ぎたいという人が増えてワーキングホリデー(ワーホリ)という言葉を耳にする機会が多くなりました。しかし、「ワーホリって昔からあるけど、具体的にどうすればワーホリできるの?」という疑問を抱く人も多いのではないでしょうか?

今回の記事では、現在オーストラリアにワーホリで滞在中の僕の実際の経験をもとに、ワーホリに至るまでの流れを説明します。

流れをすごくざっくりと言うと…

  • 計画を立てる
  • お金の準備をする
  • ビザを取得する
  • 渡航先へ

という流れなのですが、これだけだと具体的な部分はさっぱりですよね。

この記事では僕の経験から、情報収集の具体的な方法や、実際に貯めた金額、取得したビザの種類などについて説明しているので、この記事でワーホリの準備の一通りの具体的な流れがわかります!

以下の人におすすめ
  • ワーホリに行くかどうか検討している
  • ワーホリをしたいけど何から始めたらいいのか、具体的に何をすればいいのかわからない
  • ワーホリについて調べ始めてるけど、エージェントなどについてはよくわからない

この記事を読むことでワーホリに至るまでの具体的なプランを立てやすくなります。

ぜひ最後まで読んでみてください。

そもそもワーキングホリデー(ワーホリ)とは何か?

まずはワーホリについての説明です。「もう知ってるよー」という人は目次で「実際にワーホリを開始するまでの流れ」を見てみてください。


では、そもそもワーホリとはなんぞや?を説明します。

ワーホリとはビザの1種類となります。

皆さんはビザとは何かをご存知でしょうか?

海外に行ったことがある人はパスポートを持っていると思います。しかし、ビザはパスポートは別物です。

ルー
ルー

ビザは、簡単に言うと「その国に滞在するための許可証」みたいなイメージだよ

渡航する国で、働いたり学校に通おうとすると、ビザが必要となることが多いです(条件などは国ごとによって異なるので、具体的な条件はその国が発表しているビザの条件を確認する必要があります)。
観光で入国する時でも、「観光ビザ」が必要となる国もあります。

ちなみに…

「日本のパスポートは強い」という言葉を耳にしたことがある人もいるかもしれません。

日本のパスポートはビザ取得せずとも入国ができる国が多いんです。今まで日本が色々な国と上手に仲良くしてきて、信頼されてきた証ですね。

僕は20代になるまでビザというものを知らず、海外にはパスポートのみが必要だと思っていました(笑)

ワーホリとは、一定の年齢の人に許された特定の国滞在を許可するビザです。

ワーホリビザの取得におけるルール

ビザはその国で滞在させてくれる大切な許可証です。

他国に滞在する時に一番大切なものはビザとパスポートと言っても過言ではありません。

しかしそのワーホリビザにもルールがあります。ここからはそのルールについて解説します。

有効期限について

ワーホリビザは、ビザが与えられた日から1年間、入国までの猶予があります。その後、入国した日から1年間がビザの有効期限となっています。

ちょっとわかりにくいので、例として具体的な日にちを想定してみます。

具体例

2024年1月20日にオーストラリアのワーホリビザの申請を行い、5日後の25日に申請が降りてビザを取得したとします。

この場合、1年後の2025年1月25日まで、オーストラリアにワーホリビザを利用しての入国が可能です。

そして、入国したその日から1年間の滞在が可能となります。つまり、2024年2月にオーストラリアに入国した場合、1年後の2025年2月までワーホリビザで滞在が可能です(ビザの延長をしなかった場合です)。

ちなみに、ワーホリビザを取得しビザの有効期限の1年以内にその国(ここでは、オーストラリア)に入国したらその瞬間からワーホリビザの利用開始とみなされます。本来の目的が例えば仕事であったとしても、です。

また、入国してから1年の間で日本帰国をした場合でも、ビザの期限内であれば何度でもワーホリビザで入国が可能です。ただし、この場合でもビザの終了日は最初の入国日から延びたり変更されたりしないので、その点は注意が必要です。

ワーホリの年齢制限

ワーホリには年齢制限があります。こちらは有名ですね。

18歳から30歳までです。
30歳の誕生日を迎えたその日までではなく、31歳になる誕生日まで申請可能です。

31歳の誕生日よりも前にワーホリビザの取得を終えていれば、実際の入国時に31歳であっても問題ありません。
ただし、セカンドワーホリのようなワーホリビザの延長は31歳を超えていると申請ができない仕組みとなっています。

ちなみに…

オーストラリアに来てみて気づいたのですが、30歳近くでワーホリに来ている人意外と多いんですよね。かくいう僕も30歳近くになってからワーホリ検討し始めました。

僕らみたいな20代後半のギリギリワーホリ組には「30歳までなのか31歳までなのか、どっちなんだい!?」というのはすごく大きなポイントだと思います。

ワーホリで行くことができる国

ワーホリで行くことができる国は日本と他の国との間で取り決めがなされていて、たくさんあります。ここで全部を羅列することができないので、人気の国を載せてみます。
ここに載っている国以外にもたくさん行ける国があるので、詳しくは検索してみてください。

  • オーストラリア
  • カナダ
  • ニュージーランド
  • イギリス

オーストラリアとカナダが特に人気です。僕もオーストラリアかカナダの2択で悩みました。
(ちなみにイギリスは定員が決まっているので抽選で当たればビザがもらえます)

また、ワーホリビザでは滞在する都市に制限がないため、自由にその国を移動できます。

具体例

まずシドニーでしばらく住み、そのあとメルボルンに移り住み数ヶ月過ごす。

そしてワーホリの最後の1ヶ月はパースやタスマニアなど、色々な都市を旅行に出かける、といったことを気軽にできます。

ワーホリビザは、18歳から31歳の誕生日まで申請ができます。取得した後は1年間の有効期限があり、入国した日から1年間滞在が可能となります。
ワーホリビザを取得できる国は多いですが、人気なのはオーストラリアとカナダです。

ワーホリでの仕事について

ここからは僕が実際に滞在しているオーストラリアのワーホリをメインに説明していきます。

ワーホリビザで、その国で仕事をすることができる

ワーホリビザを持っているとオーストラリアで仕事ができます。「仕事をしていいよ」という許可証なわけですね。

仕事に応募するときに「どのビザを持っている?」とビザの種類を応募先から尋ねられるくらい、仕事においてビザは必要不可欠です。

ワーホリビザでは1つの職場で6ヶ月までという制限がありますが、労働時間の上限を気にすることなく働くことができます。資格が必要な仕事などは別ですが、基本的に職種の制限もありません。
(学生ビザだと2週間で合計48時間までしか働けません)

また、オーストラリアでは特定の条件をクリアすると1年だけでなく2年目(セカンドワーホリ)、3年目(サードワーホリ)とビザを延長することができます。

セカンドワーホリとサードワーホリ。ワーホリの延長について

オーストラリアでは「特定の業種」で3ヶ月ほど働くという条件をクリアするとセカンドワーホリの申請するする権利がもらえます。

この「特定の業種」は色々とあるのですが、ワーホリビザ延長の権利をとるために仕事先としてよく選ばれるのは「ファーム」と呼ばれる仕事です。

ファーム、つまり農場でのお仕事です。
これまた色々と種類があるようですがフルーツを摘んだりする仕事が多いとも聞きます。

3年目の延長はサードワーホリと呼ばれていて、「特定の業種」で働く期間が6ヶ月と、セカンドワーホリの時よりも長くなっています。

ちなみに…

セカンドやサードのワーホリの延長も、31歳になる誕生日までという年齢制限付きです。

ですので、1年目時点で31歳になっている人(僕です)は諦めましょう。笑

年齢制限があるのでワーホリビザの延長ができない、ということもあり、僕はファームに行ったことがありません。

そのためファームの実情は詳しくは知りませんが、日本人でファームで働いた経験のある人たちから話を聞きました。良いところと悪いところを分けてみたので、参考にしてみてください。

良いところ

  • 英語力がそこまで求められない
  • 家賃も比較的安く、お金を使う機会も少ないため貯金しやすい(場所は郊外であることが多いです)
  • 募集が多く、仕事が見つかりやすい

悪いところ

  • 英語力を鍛えるのには不向き
  • 良いファームと悪いファームの落差が激しい
  • 3ヶ月ぴったりで終えられないことも多い
  • 体を使う仕事であり体力へ負担が大きい

僕の実体験でないのですが、ブルーベリーなどのベリーを摘む仕事をするファームに行った知人は、1日の目標が設定されていてそれをクリアできないとその日は働いていない扱いされていました。

ファームに行く人は良いファームに行くようにしたいところですね。

ファームで働きたくないけど、セカンドワーホリは取りたい…!という人もいますよね。

そういう人は特定の地域であれば、ホスピタリティジョブ(接客業)でセカンドワーホリができます。ただし、その場合には別の問題があります。

接客業なので、現地の人と英語で会話をする必要があります。英語力の壁があるわけです。

注文をされた時にお客さんが何を求めているのかを把握する必要があります。それだけでなく、一緒に働いている人たちと英語で話す必要もあります。

英語に自信がない、まだ接客業をできるレベルじゃない、という人は仕事の選択肢が狭まってしまうというのが現実です。

僕の場合は最初に英語力をアップさせることを目標として、ワーホリビザの前に学生ビザを取得して語学学校に通いました。

ワーホリビザがあると、オーストラリアで働くことができます。
ファームの仕事は体力面などが大変な一方で、接客業は一定の英語力が求められることが多いです。

実際にワーホリを開始するまでの流れ

ワーホリビザ取得まで僕の実際の流れです

準備から渡航までの流れ

計画を立てて準備開始

学生ビザの取得

学生としてオーストラリアで半年間過ごす

帰国してワーホリビザを取得する

再びオーストラリアへ渡航

以上です。ここからはそれぞれについて説明していきます

渡航のために準備したもの

オーストラリアに渡航する準備を開始したのは実際の渡航の2年前でした。本当は渡航する1年前から準備を開始するつもりだったんですが、コロナが始まったことでオーストラリアに渡航ができなくなってしまったことで出発が遅れました。
しかし2年間でしっかりと準備を整えることができたので結果オーライですね。

準備期間は1年以上が必要。思い立ったその日にできることをしよう。

準備した主なものは以下の3つです。

  • お金を貯める
  • 英語の勉強をする
  • エージェントを利用して情報収集をする

お金を貯める

これは言うまでもないかもしれません。

日本でも海外でも生きていくのにはお金が必須です。最近の円安事情を考えると、海外で生活するのは、自分が想定している額よりも多くのお金が必要になることもあり得ます。

ちなみに…

僕の場合は、もともと200万円くらいを用意しようと考えていたのですが、オーストラリアの物価が上がっていると聞いて300万円くらいを用意してからオーストラリアに渡りました。

実際に暮らしている家賃や食費といった必要不可欠なお金だけでも結構かかっています。

また、「出稼ぎでオーストラリアへ!」という場合でも、家賃や食費のためにお金を用意しておいた方がいいです。

というのも、現在のオーストラリア、特にシドニーは多くの人がいるため仕事がなかなか見つかりにくく、仕事を見つけるまで時間がかかることも考えられます。

バックパッカーホテルと呼ばれる比較的安いホテルに泊まったとしても生活費は0円にはできないので、できる限りお金の準備はしておいた方がいいです。

お金はできる限り用意していった方がいいです。家賃が特に高い上に、仕事がすぐに見つかる保証もありません。生活していくのに十分な資金を用意しましょう。

英語の勉強をする

これも改めて言う必要がないことかもしれません。

僕はTOEICの勉強をしたり、英文法の復習やボキャブラリーを増やす勉強をしていました。ただ、文法の勉強がメインだったためか、オーストラリアに着いてからはリスニングとスピーキングという、実際の会話で大切なポイントで苦戦することとなりました。

英会話に通ったりできる人は事前にリスニングやスピーキングの練習を日本でしておくと良いかもしれません。

オーストラリアの空港に着いた瞬間から英語だらけの世界となります。日本で想定しているよりも「なんて言われているのか聞き取れない」「なんて言えばいいんだろう」という機会がいっぱいあります。準備のし過ぎ、くらいがちょうどいいです。

エージェントを利用して情報取集する

ワーホリに必要な情報を収集する際には、ネットでの検索だけでなくエージェントを利用しました。

エージェントとは、ワーホリをサポートしてくれる人たちです。実際にオーストラリアに行くまでの期間や、オーストラリアに着いた後もサポートしてくれます。

ただ、「ワーホリ」で検索するだけでもたくさんのエージェントがネットで出ていきます。
その中で1つのエージェントに絞るわけですが、たくさんの選択肢から1つだけを選ぶのって大変ですよね。

しかも、サポートが良くないエージェントも存在すると言われていて、お金は払ったのに全然サポートがしてくれなかったといったことがあると大変です。

今回は僕が実際に利用させてもらったエージェントを紹介します。他のエージェントを利用していないので、その良し悪しを比較してお伝えすることができません。ですが、僕はワーホリ協会を利用して問題がなかったので、悩んでいる方にはこちらのエージェントの利用をお勧めします!

ワーホリ協会ではいくつもの講座が毎日のように行われていました。さらにそれぞれの講座は「初心者向け」などのレベル分けがなされていて、求めている情報を選び取りやすかったです。
渡航後にも個人的な面談をオンラインで行うこともできました。

ワーホリ協会はワーホリと学生ビザをメインにサポートしてくれます。他のビザ(就労ビザや永住権など)についてはサポートがありません。

ただ、シドニーにはワーホリ協会と提携されている現地オフィスもあるのでそこで自分の知りたいことを尋ねることができます。

ワーホリについて知りたいことがあるときや、ワーホリ中に困ったことがあったときにはエージェントを利用するのがベストです。
渡航前だけでなく渡航後もサポートしてくれるエージェントが良いと思います。

学生ビザを取得した後にワーホリビザに切り替えをする

ワーホリ前に学生ビザを取得した理由

僕はワーホリビザを取得する前に学生ビザを取得しました。

というのも、僕は高校生の時から英語が得意なタイプではありませんでした。特にスピーキングとリスニングには苦手意識があり、自信もありませんでした。

ワーホリビザを取得する前に語学学校に通って英語力を伸ばすことが目的だった分けです。

語学学校に入学する前に現在のレベルを測るために簡単なテストを受けなければいけませんでした。このテストで英語のレベルを測られて、レベルに応じたクラスに振り分けられました。

ちなみに…

僕の場合は、下から2番目のクラスからスタートでした。学生ビザの半年間でクラスのレベルを上げて、最終的にはケンブリッジ英語検定という試験を受けてパスすることができました。

「スピーキングは苦手だけど、リーディングや文法の知識はある」そんな人は日本人あるあるではないでしょうか?

同じような人たちは半年で十分に英語力を伸ばすことができると思います!

英語の勉強を集中的にする期間を設けることで、英語を使った仕事をするための準備を整えることができました!

働くことができる時間など、学生ビザとワーホリビザにはいくつかの違いがあります。今回の記事で学生ビザを取得することに興味を持った場合は、学生ビザを調べてみてください。

学生ビザを終えた後

学生ビザの半年間を終えた後、ワーホリビザを取得しました。

ワーホリビザを取得するためにはオーストラリアの国外から申請しなければいけません。
僕は日本に一時帰国してからワーホリビザを申請しました。

ちなみに…

僕は31歳になる1週間前に申請を出して、その2日後にビザがおりました。滑り込みです笑

ワーホリは31歳の誕生日を迎えるその日まで申請が可能!

ギリギリではあったものの、問題なくビザが降りて今はオーストラリアでワーホリ生活真っ只中です!

現在30歳の人でワーホリに興味がある人は、31歳になる誕生日までに申請をしてみてはいかがでしょうか?

まとめ:オーストラリアにワーホリで渡航するまで

今回の記事では僕の経験談をもとにワーホリに至るまでを紹介しました。その中での重要なポイントは以下の3つです。

  • 年齢制限など、ワーホリにおいて大切なルールを把握する
  • ざっくりとでいいので、予算を決める
  • 取得する種類のビザについて検討する
    (ワーホリをとってセカンドワーホリをする。学生ビザをとってからワーホリに切り替える、など)

今回は僕自身の経験を紹介したため、学生ビザを先に取得してからワーホリビザに切り替える流れとなりました。しかし、もちろん学生ビザを先に取得せずに最初からワーホリビザを取得することも一つだと思います。

その国に長く滞在したい気持ちが出てくるか、それとも日本に帰りたくなるのか、まずはワーホリビザで滞在してみてからじっくり自分自身に問いかけて考えてみるのも大切です。

今回の記事はこの辺で終えようと思います。

どこかの誰かの参考になると嬉しいです!

最後までお読みいただきありがとうございました。

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